|
先日、ホワイトカラーエグゼンプションについての記事を書きましたが、労働環境に関わる様々な法律を定めているのは、当然政治の世界です。
ところで、政治の現場でどんな議論が行われているのかについて、我々労働者はあまり馴染みがありませんが、非常に興味深いページを見つけたのでお知らせしたいと思います。 労働基準法関連ではありませんが、首相官邸のサイト上に掲載されている教育再生国民委員会の議事録らしきページです。 http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/1bunkakai/dai4/1-4siryou1.html タイトルは「子どもへの方策」「大人や行政が主体となって家庭、学校、地域で取り組むべきこと」と非常に重要な内容ではあります。 しかし、内容を詳しく見ると目が点になることでしょう。 例えば子供への方策の「家庭が行うこと」の欄、 ・団地、マンション等に「床の間」を作る
??? なんで床の間なんでしょうか? 礼儀作法を身につけるという事が言いたいのかも知れませんが、今一つ論点がズレているような気がします。 次に「小学校高学年」の欄、 ・教育の責任は当人50%、親25%、教師12.5%、一般社会12.5%であることを自覚させる ??? 教育というのは教える事ですよね?それなのに小学生当人の責任が50%? もちろん教育を受ける側の姿勢も大切だとは思いますが、それは「教育の責任」ではないのではないかと・・・ 更に「大人や行政が主体となって家庭、学校、地域で取り組むべきこと」 の行政の欄、 ・子どもを厳しく「飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう
首相官邸のドメイン内に掲載されている文章とは思えません。毅然とした態度での教育は必要かもしれませんが「飼い馴らす」という表現はどうでしょうか? そしてもう一つ、 ・バーチャル・リアリティは悪であるということをハッキリと言う
もはや開いた口が塞がりません。確かにマイナス面もあるかもしれませんが、「悪」と切り捨てるのは極めて一元的で偏見に満ちた考え方だと思います。 大人数で議論をしていると、その内容があらぬ方向に逸れて行ってしまう事も確かにあります。 しかし、教育再生国民委員会で話し合われている内容がこれでは困ってしまいます。 この議事録らしきページがブレインストーミング(発想 実現可能性などにしばられず自由な意見を集めることにより自由な意見を集めること)の記録だとしても、最低限「飼い馴らす」などといった不適切な表現は修正、あるいは削除して公開すべきです。 労働法に限らず、我々の生活に直結する法律・法案に関してもこのように論点がズレた内容で話し合いが行われているのではないかと思うと、日本の将来が心配でなりません。 by 『労働基準法違反を許すな!労働者』 |
|
| ホーム |
|




