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職業の社会的地位の格差
「職業に貴賎なし」つまり仕事に上下の関係は無いという言葉もあるにはありますが、実際のところ職業の社会的地位にはかなりはっきりとした上下関係があります。

例えば医者や弁護士と、清掃員や警備員の社会的地位が同じだと考えている人はほとんどいないはずです。


もちろん、社会的地位があまり認められない職業でも一生懸命に働いている人は尊敬すべきだと思います。

それでも職業全体で見た時の社会的地位が、銀行の融資を受けるときや結婚するとき、転職するときなど色々な場面で重要な判断材料にされていることは否定できません。

しかし、この職業の社会的地位というものは、お国柄によってかなり異なるようです。

例えばよく言われているのが航空機のCA(キャピンアテンダント:客室乗務員)とかスチュワード、スチュワーデスと呼ばれる人達の社会的地位の格差。


日本ではキャビンアテンダントは「憧れの職業」の代表格で、ハードルも高ければ給料も高い。
最近ではその待遇もかなり厳しくなっていると言われていますが、それでも「将来の夢がCA」という人は決して少なくないのではないかと思います。

しかし欧米では、CAの社会的地位は飲食店など普通の接客業とあまり変わらず、年収もそれに見合ったレベルしか無いんだそうです。

また、以前に読んだある海外在住の方が書いたコラムには、欧州圏の国(具体的な国名は忘れてしまいましたが・・・)では音楽家(管弦楽など)の社会的地位がとても高いという話が紹介されていました。


日本でも音楽家の社会的地位は決して低くないと思いますが、その国では空港で手続きを行おうと列に並んでいると、「どうぞこちらへ」と最優先で手続きを行ってくれるくらいの特別待遇なんだとか。

さらに身近なところで言うと、お隣の中国においては俳優や女優という職業が日本のように「憧れの職業の定番」ではないという話も聞いたことがあります。


いずれにしても、国が違えば職業の社会的地位も変わるというのは、文化的背景を根強く反映していてとても興味深いですよね。


by 『労働基準法違反を許すな!労働者』
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テーマ:労働基準法と職場環境 - ジャンル:就職・お仕事

【2010/06/14 20:25】 | 未分類 | page top↑
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